10月の釣り Ver.1



 ■ 期待し過ぎたラストブッコミ

10月1日 依然、先週からの好調が続いていると聞くオホーツクは、どこへ行っても釣れるとさえ言われているので、旅
行前だったが一日だけでもと最後のブッコミがしたくて強行出撃!
この日はメガオさんの親戚の叔父さんが60本も釣ったというから、どれだけのアキアジが岸寄りしたのか?想像を絶す
る・・・。


現地に着くと風がやや強く冷たく、それでも気温はまだまだ低くはなかった。
軽く一杯やってから、23時には床に着いた。


10月2日 目覚ましの1分前に目覚め、FFヒーターなしでは少し寒く感じるが、フリース一枚着ると充分暖かい。
しかし外に出ると寒く、日帰りなので少ない荷物で軽快な出発となる。
釣り場ではメガオさんが出迎えてくれて、前日の釣果情報の割には釣り場はガラガラ状態だった。
向かい風と波が少々高め、更には干潮なので駈け上がりが遠く条件は厳しかった。
5時3分前にKさんと3本ずつ竿を出し終え、メガオさんはいつも通り一本だけだった。
いつもながらの美しい朝焼けを堪能する間もなく、5時03分には最初のアタリがやってきた。
合わせを入れて巻き始めたがすぐに反応は消えてしまった・・・しかし、再び魚の動きが伝わってきて、いるとかいないと
か言っているうちにアキアジが砂浜に見えた。
すぐにリリースしたので雌雄の区別はわからないが銀ピカのレギュラーサイズで、もっと大きなものがこのあといくらでも
釣れると思ってのリリースだった。
          

続いて5時10分、先ほどに近い竿にヒット!これは雄のアキアジで、先ほどと同じくらいの銀ピカだった。
素早く動画から写真を撮って波打ち際まで移動させると、波に息を吹き返したように泳ぎ去って行った。
波は釣りに影響しなかったが潮の流れが速く、左から右に10分もすると随分流されていて、オモリが砂に埋もれるのも
早かった。
この後次のアキアジがヒットするのだが、更にもう一本にもヒットしたために、ようやく魚が上がった時には4本の仕掛け
がぐちゃぐちゃに絡まってしまっていた・・・。
          

この仕掛けを再生させる間私とKさんは1本ずつの竿しか出せず、メガオさんの一本ブッコミの不安や期待がわかった
ような気がした。
再生不可能な仕掛けも多く、4本中3本は仕掛けを切り、ラインは随分と短くなってしまったために2本の竿は遠投する
とラインが出きってしまう。
落ち着いたところで、一本釣れている間にメガオさんにもヒットしている。
6時12分には雌雄別は不明だが銀ピカのアキアジを釣り上げ、直後にメガオさんがファイトしているという忙しさだっ
た。
6時55分に、7本目となるアキアジのやや大きな雄が釣れて一息ついた。

         

8時にはメガオさんの親戚の叔父さんがやってきて、昨日の60本という驚異的な爆釣の話を聞かせてくれた。
晴れてはいたが気温は上がらず向かい風が朝よりも強まっていて、見上げると月が白く見えている。
この後は更に潮の流れが早まり、海藻が仕掛けにまとわりつくようになり、隣のおじさんはオモリが砂に埋もれてしまい
根がかり状態の竿が5本も並ぶ場面もあり、私たちも竿数が一人1〜2本になってしまう。
しばらく音沙汰がなかったが、9時過ぎには状態の好いアキアジが釣れだしてきた。

         

9時48分には、気がつくとラインが右に流されていて、こんなにも潮の流れが速くなったのかと巻き上げてみたところ、
途中から生命反応がありアキアジゲット!
10時25分に釣った雌は型も好く銀ピカ度はこの日一番だった。

       

10時44分、二桁釣りとなる10本目がこの日最後の一本となる。

最後はアキアジの骨が・・・
この後は一本づつ竿を出し、おしゃべりをしながら過ごしていたものの、アキアジの気配は全く感じられないので、1時には納竿とした。


この後、港の様子を見に行き師匠の姿を探していたところ、清さんを発見!
おしゃべりをしているときにメガオさんも到着し、片づけをしている師匠を発見することになる。
 
港は私が清さんと話していた30分ほどの間に7〜8本もの釣果があったので、まだまだ好く釣れているようだったが、15
時過ぎには港を後にした。
次週は旅行のために釣りはお休みとなるが、2週間後には新たな大群が岸寄りしていることを願っている。





 ■ 二週間ぶりのアキアジ釣り

10月15日 半月の禁煙と釣りに禁断症状なるものがでると思いきや、禁煙は意外にもすんなりと進行中である。
ただ釣りの方はそうはいかなくて、旅行中も気になってしょうがなかった。
当然のことながら爆釣は緩やかにおさまり、いまや通常のオホーツクに戻りつつある。この戻りつつあるというのは、まだ爆釣が続いているところもあるので戻ったとはいえず、私の行く港もまだまだ釣れていたのであった。
この日も師匠が朝から入釣して釣果があり、場所も夕方には仲間全員の分を確保していただき安心して現地へ向かうことができた。
22時近くになって現地に着くと、すでに満員状態の港は雨はやんでいたが風が少し吹いていた。
車内で一杯やりながら、旅行中で観ることがでず、録画しておいた大河ドラマを観おえるころには睡魔に誘われ横になった。

16日の朝


10月16日 仲間の声が聞こえてから目覚ましが鳴り、大方の準備を車内で済ませて外に出る。
今回のメンバーは、師匠、キッシーさんとお仲間のサッキーさん、さらに仕事前の一振りにとメガオさんも登場!
曇り時々雨に風がやや強く、横風なのでキャストしにくい厳しい条件だったが寒くないのが有難かった。
薄暗い中、アタリを待ってリーリングを続けるがなかなかチャンスは到来せず、私たちの左右、特に左側にヒットが集中
していたのである。
           

さらに遊漁船がどうしたことか港の中に現われ、岸壁から微妙な距離間でウキルアー釣りをしていた。
隣の漁港から来ている遊漁船で、2隻も出漁していたが釣れている場面を見ていないので釣果は不明である。
さて私たちの釣果であるが、アキアジに見放されていた訳ではなくアタリやヒットもあったのだがゲットには至らなかっ
た。
朝マズメが終わり雨がやみ、太陽が顔を出して暖かくなって、もうそろそろ昼時かなと思われた11時20分のことだった。
やや遠目で着水していくらも経っていない時にアタリ・・・しかも微かに重くなる程度の微妙なものだった。
合わせを入れてからも、この日は一度バラしていたので不安が残るが、追い合わせはバラシにつながるので入れずにファイト。
アキアジが近づくと急に暴れ出し、ここからファイトを楽しみ、最後に重戦車のような潜りをみせてくれたものの浮き上がると簡単に師匠の差し出したタモにネットインとなった。
赤い腹の旨そうな雄だったが仲間はウエーとか言うし、途中から現
れたKさん迄もキタネーと言う始末だった。
私的には、そんなにひどくはない銀ピカのレベルCなんだけどなあとアキアジを擁護する。
まあとにかくも一本目をようやくゲットして、そのまま車内で昼食を食べていたところ、サッキーさんがアキアジを釣り上
げたようだった。
この後は車内で寝てばかりいた師匠が納竿し、サッキーさんも帰宅して、港内はポツポツと時々釣れる姿が見られる程
度だった。

           
         サッキーさんのアキアジ                        ファイト中のキッシーさん
13時47分、キッシーさんにヒット!Kさんがタモ入れをして、大きな雄をリリースする。
その後、キッシーさんがもう一本追加して16時過ぎには納竿し、私たちも薄暗くなった17時前にはこの日の釣りを終了
する。
食材の買い出しを終えて釣り場に戻るとメガオさんが到着していて、翌日の打ち合わせをしてから一旦準備のため家
に帰った。
夕食を食べながら一杯やってテレビを観ているうちに眠くなってしまい、メガオさんの到着前に眠ってしまった。


10月17日 何度か目覚めるたびに釣り場を行き交う車の多さに驚きつつも、その都度すぐに眠ってしまっていた。
目覚ましが鳴る前に起きると、すでにメガオさんは誰かと話をしているらしく、この声の主がこの日ご一緒するメガオさんの仕事仲間のゴットボーズさんだった。
朝焼けが美しく、山際がオレンジ色に輝いて空は群青色に深いことが、これから始まる陽が昇るまでのショーがいかにドラマチックであるかを想像させてくれる。
前日は薄暗いうちからアキアジのヒットがみられたので、この日は早くからロッドを振っていたのだが・・・全体的にもほとんど釣れなかった。
やがて正面の山にかかった雲が見事に赤く染められると、太
陽が徐々に顔を出し始めそれは次第に強い光となって現れた。
陽が昇ってもアキアジは姿を見せず、このまま終わってしまうのかと思うほどだったが、次第に周囲でも時々ヒットしだしてきた。
9時48分のこと、突然メガオさんの合わせる音が聞こえヒットしていることがわかると、その奥でもファイトしている人が見えた。
前日と違って穏やかな海面にアキアジがすうっと現われ、その見えたアキアジの評価をしている。
海を見ていると時々ワカサギだろうか、小さな魚の群れが何千何万匹いるのだろうかというほど目の前を泳いでいる。
この日はチカの群れも多く見られ、チカ釣りをしている人にサバも釣
れていた。そろそろ小物釣りのできる時期になったかと思いながら、これ以上粘っても変化はないだろうと納竿を決めた。
恒例のラスト三投を始めた残り二投目にアタリがあった・・・迷わず合わせを入れヒット!
メガオさんがタモ入れをしてくれてゲットしたが、縞の入った雌だった。
今回は釣った魚が少なかったので、本格的な筋子と最近好評の鮭フレークを作るために持ち帰ることにした。
ラスト二投目の奇跡的ヒットに感激しつつ、そのまま釣り場を去った。


昼時だったので、最近評判のラーメンを食べようと行ってみる。

       
                           味噌ラーメン              どろラーメンとカレーのセット
名物のどろラーメンは山岡屋の醤油味の臭みをとったような美味しさだった。
味噌は「よしの」によく似ているがよしのほど濃厚な深みはなかったが、これまたもう一度食べたくなるような結構な味だ
った。
店内は清潔で店主は気さくで話しやすく、出前もやっているので釣り場に出前はできないものか?
いい店に出会った。


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