4月の釣り Ver.1



 ■ カレイ狙いがサビキ釣りに・・・

4月16日 毎週出かけていなければ気が済まなかった昨年に比べ、今年はすっかり出不精になっている自分が意外だ
った。
すでに道東のカレイポイントからは景気の良い情報が流れていたので、そろそろ釣りがしたくなって釣行を決める。
一番釣れるのは昨年も出かけた漁船の通路なのだろうが、スクリューに絡まれて紛失した嫌な思いが残っていたので
別のポイントに行くことにする。
丸瀬布までは完全につながった高規格道路を走ると、ゆっくり走っても5分以上は短縮されるのはよいが、急いでいるわけでもないので違和感を感じる。
まあ、アキアジの時期には重宝する道になるのだろう。
サロマのコンビニでは2軒の良いとこ取りの買物をする予定が、2軒目が改装中のために引き返して買物をしているうちに随分とロスタイム・・・。
結局、道の駅には22時近い時間の到着となってしまった。
札幌ナンバーのキャンピングカーが車中泊をしていて、私たちも近く
に停車して一杯やり始めた。


4月17日 目覚ましは3時40分。すでに薄明るくなり始めていて、なかなか目覚めないKさんを起こすのに一苦労する。

          

漁港に着いたのが4時40分だったので完全に明るくなっていたが、釣り場には3人ほどしか釣り人はいなかった。
準備を済ませてポイントに向かう途中に陽が昇り始める・・・なんと美しい光景だと見とれながらも心は釣りに向かってい
た。
一番のポイントに入っていた人に挨拶をして情報収集すると、10日前は50枚くらい釣ったなかに40センチ近い大物も釣
って釣り新聞に載ったが先週は2枚しか釣れず、今日はまだ釣れていないらしい。
幸先の悪い情報だったが、移動するのも面倒だったので準備を進める。
港は漁の準備なのか時折出入りする漁船があるだけで、いつも通りの静かな漁港だった。
釣り人は少しずつ増えてきているが滅多に釣れる姿はなく、私の竿にはアタリすらなかった。
電話は車内に忘れてきていたので、この日一緒に釣りをするメガオさんからの連絡が入っているかと思い車に戻り、ついでに朝食の用意をして釣り場に戻る。
正面から陽が射しているので暖かいが、気温はまだまだ一ケタと防寒着は離せない。
近くでは白鳥が浅瀬で餌をついばんでいて、鳴き声が頻繁に聞こえ
てくるのもこの時期らしい。しかし釣れない・・・。
たまりかねてメガオさんにメールを打つと、こちらに向かいつつ各地の港の情報を収集中とのことだった。
その後の情報によると、港内でチカが釣れているところがあったというので、さっそくこの場所に見切りをつけて移動す
る。
次の港に着くと、情報通り数人の釣り人がチカ釣りをしていて、大チカがポツポツ釣れていたので竿を出すことにする。

        

ここからメガオさんと3人での釣りとなるが、メガオさんは鱒レンジャーを使ってのサビキ釣りで、オモリの代わりにブラ
ーをつけているのでカレイも狙える。
チカはすぐに釣れだして、爆釣とはいえないがコンスタントに釣れる。
気温も上がり始めたので、中に着こんでいたダウンジャケットは脱いだが、それでも暑いくらいだった。
ただし、この場所は作業中の漁船がやってくるので、作業の邪魔をしないように速やかに竿を上げなければならなかっ
たが、幸い私たちの場所には漁船は来なかった。



8時半頃のことだった・・・Kさんに強いアタリがあったのでウグイかと思っていたところ、なんと!ニシンだったのである。
25cmほどの腹が膨れたニシンの予想外の釣果に興奮する。
メガオさんは時々ブラーにカレイをヒットさせていたので私もブラーをつけてみたところ、カワガレイが多かったが心地よい引きを味わうことができた。
その後、周囲でニシンが釣れたので、昨年燃えたニシンの投げ釣りを試してみたところ、メガオさんにヒット!
なんと!ダブルでヒットしているので鱒レンジャーでは簡単には上げられず、その手ごたえは見ているだけでも楽しい。
お昼が近づくと風が吹きはじめたので、チカはすでに3桁釣っていたので満足の納竿とした。
近くのレストハウスで昼食を食べてからメガオさんと別れ、春らしい景色を楽しみながらの帰宅となった。


5月の釣りVer.1 へ → 


戻る
戻る