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■ オホーツクのアキアジ本格化
9月11日 ここのところ先週と変わらない貧果ばかりの情報にようやく変化があったが、激変とも言うべきこの釣り場独
特の釣れ方をしていることに期待が高まる。
しかし、先行していた仲間によると、この朝は波が高く釣りにはならなかったそうで、翌日には収まるという予報を信じる
しかない。
そんな夕方の出発となるが、この時期すでに陽はとっぷり暮れていた。
現地着は21時40分、河口の駐車場はこの時間なら釣り場に近い場所に駐車できるかもしれないと思ったが、結局は道
の駅に車中泊することにした。
メールでメガ民宿の仲間と翌朝の打ち合わせをして、思っていたよりも静かな時を過ごした。
一息ついた4時半だった。メガ弟さんの竿に反応があったのだが、消えてしまった直後に私の竿先が揺れている・・・砂
浜ダッシュしてラインにテンションをかけて大きく合わせを一回!ナイロンラインはドヨーンと伸びるが、最後に根掛りの
あった。
途中一瞬軽くなったのでバレたかと本人は叫ぶがまだ魚は掛かっていて、木槌を持ったメガ弟さんがラインの先を注視
しながら魚の行方を追っている。
興奮冷めやらぬ4時59分には、再び鶴岡選手にヒット!
Kさんが動画撮影をして、「アキアジ釣り最高!」と言いながらゆっくりと巻き上げる鶴岡選手に、波打ち際近くで指示
を出すメガ弟さんはこの時も木槌を片手に振り回して「巻いて巻いてー!」と声を掛けていた。
そしてあっという間にアキアジが現れてメガ弟さんが数回蹴り上げてゲットすると、近づいた二人に砂をかけて最後の
抵抗をするアキアジだった。が、その時には鶴岡選手の別の竿にヒットしていたのである。
鶴岡選手のアキアジが上がった頃、ようやく私のアキアジが近くで抵抗する姿が海面に見えてきた。
波打ち際の波はベタ凪に近いのでそのままズルズルと引き上げると、銀色の魚体が朝日を反射して美しく輝く。
Kさんが撮影を続けながらアキアジに近づきラインを持って引き上げ、この日初のメスをゲットした頃、山際から朝日が
あまりにもアタリが多いと緩慢な合わせをしてしまい、好機を逃してしまったかもしれない。
逆に言えば、これ以上釣ってしまうと持ち帰れないので丁度好かった、と考えることにした。
この後、Kさんは上げていた2本の仕掛を投入して3本態勢に戻った。
朝マズメの最後は7時56分の鶴岡選手だった。
このアキアジはメガ弟さん、Kさん、メガ弟さんと、交互に蹴り上げて楽しんでのゲットとなった。
このアキアジのオスは隣の方が8kgを超えているんじゃないかと言うほど大きく見えたが、おそらく7kg以内だと思う。
このアキアジは、昨日仲間がお世話になったという親切な老夫婦への手土産となった。
一騒動が落ち着いた頃、メガ弟さんと鶴岡選手が納竿したので、私は魚を車に運ぶために同行する。
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日中はのんびりと
二人を見送り釣り場に戻ってみたが、その後は全く誰も釣れていないらしく静かな海が青い空に溶け込むように美しか
った。
この日は朝から日除けのタープを広げていたので、強い日差しは柔らかなものとなっていて心地好かった。
地面にシートを敷いて横になり、竿先を眺めているうちに眠ってしまったようだが、おそらくアタリはなかったのだろう。
竿先は真っ直ぐになったまま、オモリが砂に埋まっているだけである。
そんな調子でうららかな午後の時間を過ごしているうちに陽は傾き、そろそろ撤収かと片づけを始めていた17時ジャス
ト!
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片づけを済ませて駐車場に近づいた頃には西の空が赤く染まっていて、翌日の雨予報など信じがたいような空の色だ
った。
近くにある温泉で汗を流し、夕食は静かな道の駅でお酒とともに楽しんでから、早めに横になった。
9月13日 前日と同じ時間に目覚ましは鳴ったが、雨の音を聞くと30分後に目覚ましをセットしなおして横になった。
しかし、眠れずに20分後には起きていた。
ポツポツと降る生憎の天気だったので釣り人は少ないのかと思ったが、予想に反して激混みの駐車場に驚く。
前日と同じポイントに着いてみると、昨日はその奥も一杯になっていた釣り人の姿は見られず、やはり雨の影響がでて
いる。
隣のご夫婦の奥さんは、推定私の3分の1ほどしかキャストしていないのに釣れている・・・。
波が高いときは手前を泳ぐのかと思い直して近場に仕掛を移動させるも、やはり反応はなかった。
気がついたときには右となりのご夫婦は4本、昨日一本も釣っていなかったポイントの左に入った人たちも4本釣ってい
この後もアタリは続いたのだが、合わせも充分だったにもかかわらずバラシが多発して、最後に隣の方から教えてい
ただいたアタリでは確実にフッキングさせたアキアジを、波打ち際でライン切れさせてしまうといった大失敗もあった。
最後は7時半過ぎだった・・・Kさんがファイトをしているときに、私の竿にも反応があったのである。
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ダブルヒットでゲットとなり、どちらも銀ピカで私がオス、Kさんがメスを釣り上げたのであった。
市内で早い昼食を食べ、買い物をしてから近くの宅急便でアキアジの発送をする。
帰り道は途中から空が明るくなり始め、自宅近くでは太陽が顔を出していた。
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