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■ カレイがダメならチカ釣り
4月4日 昨年同時期にクロガシラとトウガレイが釣れたサロマ湖釣行を決めたのは、この時期としては暖かく晴れの確
率が高い天気予報をみたからだった。
久しぶりの車中泊に少しだけワクワクするのは、やはり春の訪れが近いせいもあったのだろう。
21時頃にサロマの道の駅に到着すると一台の車もおらず、AMラジオは電波が弱いのでFMを聴きながら軽く一杯やっ
て寝ることにする。
月夜だったので外はぼんやりと明るく、自動販売機が時々発する「ボヨヨーン」という音が聞こえるだけで、他の車は一
台もなかった。
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漁港の昨年の場所に行くと、日曜日にもかかわらずポイントの近くで漁船に道具の積み込み作業をしている人がいた。
未練を残していたが、後から聞いた話ではニシンは小さくてあまり美味しくはないと聞いて安心することになる。
時間はすでに9時近かったので、退屈しない程度に釣れればいいと思いつつ仕掛けを下ろしてみた。すぐに反応があり
引き上げてみたところ複数匹のチカが釣れたが、型が小さくて10cmを切る大きさのものばかりだった。
回っているなど、見ていてハラハラさせられた。
しかも、他人の漁船に竿やバケツ、撒き餌までを勝手に置いていたので、その漁船の持ち主が現れた時にはヒヤヒヤ
させられてしまった。
幸い漁師の夫婦のおじいさんの方は優しい方だったのでトラブルはなく、そのまま釣りも続行できたが、おばあさんが
盛んに釣り人のマナーの悪さ(アミピュアの撒き散らしや海草などのゴミが落ちている)ことなどを大きな声で言っている
フリースの上に釣り用の上着を着ていたが陽射しが暖かく、汗ばむほどになってくるとフリースだけで充分な暖かさにな
っていた。
釣り場を探して次々にやってくる釣り人と出漁準備の漁業関係者が後を絶たず、活気のある漁港に春の訪れを感じる
一日となった。
お昼になると隣の漁師夫婦は帰ってしまったが、それでも釣り人の数は一向に減らずチカは適度に釣れていた。
隣のおじいさんは置いておいた2本の仕掛けが絡んでしまい下を向いて外していたが、そのうち鼻血が出たらしくティッ
シュでつっぺをしていた姿が可笑しかった。
バケツ一杯になったチカをクーラーに入れてからも依然釣れるチカではあったが、14時半に納竿しようと決めていたと
ころ、14時を待たずに風が冷たくなってきていた。
次第に風が強まり、遠くに見えていた雨雲が近づき雨が降り出してきたので片付けを始めると、他の釣り人も一斉に片
付け始め、蜘蛛の子を散らしたように釣り場に人がいなくなった。
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漁港を離れると雨は上がり路面は乾いていて、湧別町に向かって走り出した。
上湧別町にある道の駅に寄り、トイレ休憩をして空を見上げると青空がきれいだった。
隣にある温泉施設「チューリップの湯」にはたくさんの車が停まっていて、日曜らしい賑わいをみせていた。
この晴天は自宅に着くまで続き、大漁のチカと春らしい景色に清々しい気分で帰宅することができた。
■ サロマ湖のクロガシラ釣り
4月17日 メガ弟さんから「伝書鳩」の釣果情報を教えてもらい、平日でも賑わっているという栄浦には前日からの出発
となる。
道の駅サロマの駐車帯には数台の車が停まっていて、暖かいとはいえないがFFヒーターが必要ないくらいの気温だっ
た。いつものFMラジオにゲームを楽しみながら、23時には横になった。
音がうるさかった。 ![]() ![]()
この日の初物
日が高くなるとカレイも多く釣れだすが、ヒトデが混じるようになってくる。
昆布が根ごと引っ掛かって外すのに苦労したばかりだったので、またしても昆布かと巻き上げていたところ、巨大なヒト
デが掛かってしまったのだった。
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巨大ヒトデ
ずぼらな私達は仕掛けを投げ込んだらほったらかしにしておくものだから、35cmもある巨大ヒトデともう一つの針にもヒ
トデが食いついていたのである。
メガ弟さんはようやく用意してあった「BUN-NAGE450」ロッドを使うことにしたが、オーバースペックなのでちょい投げで
も飛びすぎるくらいに扱いにくそうだった。
■ またまたサロマ湖のカレイ釣り
4月25日 もちろん前夜からの車中泊で、道の駅を出発したのが4時過ぎというとんでもない早起きとなった。
カレイが釣れ始める時間は日の出以後だが、この時間に釣り場に行っても釣れるポイントに入れることは不可能だか
らいたしかたない。
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しかし、先週よりも30分以上早く着いたにもかかわらず、すでに目指すポイントは釣り人が準備を済ませていて、後から
聞いた話では泊り込みでもしない限り入ることはできないだろうという・・・。
その後、サロマ町内の駐車帯で仮眠をとることにしたのだが、目覚めた時には17時近くにもなっていた。
依然風が強く、これが翌日からの暴風雪に向かっていく合図だったのだろう。北見市では40cmもの降雪に見舞われた
そうである。
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