1月の釣り Ver.2



 ■ 糠平湖のサクラマス

1月17日 前回の釣行時に「糠平湖でワカサギ釣りをしながらサクラマスも狙ってみよう!」そんな話がでていたので、
久しぶりに下見を兼ねた釣行をすることななった。
イノケンさんも参加とのことで、現地駐車場に6時半集合と決まる。
出発の前夜にはメガ弟さんも急遽参加表明をしたが、超早起きができた場合のみ参加との連絡があった。

勘違いから2時に起きてしまい、やや睡眠不足ではあったが体調は好かった。
しかし、雪が降っていいたので除雪をしてからの出発となり、その後は運転に影響が出るほどの降雪ではなかった。
三国峠を越えると路面の雪は急に消えて、大きな山を越えると全く違う気候なのにはいつも驚かされる。
除雪センターに着いた時にもまだ暗く、ここで着換えなどの準備をしてから出発する。
五の沢駐車場に着くとメガ弟さんの車があり、イノケンさんも一緒に待っていてくれた。
荷物をソリに積み込んだところでゴムバンドが見つからず、ミスターMさんにロープを借りて何とか対応できた。
湖に続く林に入る頃には薄明るくなっていて、雪が少ないのか笹の葉がまだ出ているほどだった。
湖面が見えるところまで進み下っていくと、今年は水位がまだ高くて釣り場が随分と高い位置にあるようだった。
沢から流れ出る湾の形がわからないほど平坦で、大きく割れた氷は少なく例年の荒々しさはあまり感じられなかった。
岸際にあるテント群の横を抜けて氷結した湖面を進むが、積雪は多いところでも10cm程度で氷の表面が現れているところも半分くらいはあった。
目的の場所に着いて、雪が積もっていない場所にテントを設営してペグを打つ・・・しかし、イスが滑って安定しないので
雪の上に移動することになる。
氷にドリルを立てると、氷は硬く簡単には貫通しないほどだった。しかし、厚さは25cm程度なのでさほど苦労はしなかっ
た。
Kさんがいつものように先に仕掛けを投入すると、なかなか着底せず、いったい何メートルあるんだろうと思うほど深か
ったのである。たぶん15m以上はあったのだろう。
           
       ツルツルの氷の上に張ったテント
しかし、一匹目がなかなか釣れず、しばらくしてからようやく小さなワカサギが顔を出した。
この頃イノケンさんは外でサクラマス狙いの穴を開けて竿の準備中で、この日のために色々と思案した準備を進めて
いたのである。
イノケンさんがテントに戻り、ポツポツ程度しか釣れないワカサギ釣りが本格的に始まった。
イノケンさんは、エサになるようなワカサギを数匹釣ったところでサクラマス用の仕掛けを投入して、あとは鈴が鳴るの
を待つだけだったが、テント内のストーブの音が邪魔をして鈴の音は聞こえず、イノケンさんは時々テントの中から竿先
を監視することになる。
8時半前だった・・・メガ弟さんの仕掛けに黄色いラインが絡んだ。
そして更に、Kさんにも黄色いラインが絡む・・・しかもその黄色いラインには、大きく動く生命反応があったのである。
「なんか釣れている?」それがサクラマスだったとは、全員が思ってもみなかったことだっただけにテント内は大騒ぎとなり、誰が引っ張り上げたかは記憶にないが、穴から大きな銀ピカに輝く魚が現れた瞬間に「サクラだー!」と誰ともなく叫んだ。
10cm弱の小さなワカサギばかり見慣れていたせいか、とても大きく見えてしまったのかもしれないが、その美しさはサクラマスならではの輝きがあった。

イノケンさんのサクラマス
その後、イノケンさんはもう一本サクラマスを追加し、見せつけられてしまった私は漸く仕掛けを投入するが、夢中にな
っていたのは始めのうちだけで、そう簡単には釣れないだろうと思っていたのである。
だがイノケンさんは違っていた。テントの中から「サクラマス釣れてへんかな〜」と、始終様子を伺っているのだ。
朝からの好天は外に出ていても辛くないほど暖かく感じられ、東大雪の白い山々の手前に見えるすり鉢状の奇怪     

竿立てにはスコップ
な山々と雲、そして青い空がいつもどおり美しかった。
釣り人のテントは20張以上はあるだろう、カラフルな色とりどりのテント以外にも野天釣りを楽しむ人たちの姿も見える。
管理人の方がテントの中を覗きに来たが、あとで来ますと言い残して私達の近くでテントを設営して、体験ツアーのお客を案内していた。
その後、イノケンさんのよく釣れる穴には2回もアタリがあり、動画撮
影して待ってみたがスカだった。
10時過ぎだった。私の竿先に反応があると教えていただいたので駆けつけると、確かに竿先が動いていた。
軽くアワセを入れて巻いてみたところ、しっかりとした大きな魚の反応が感じられた。慎重にリールを巻いて、オモリが見えたところで一気に抜き上げたところ、雪の上に銀色に光るサクラマスが飛び跳ねていた。
雪の中にそのまま埋めておき、仕掛けを投入してからテントに戻り凍えた手を暖める。
しかし、再び「きてますよー!」の声に、先ほどと同じ穴まで猛ダッシュ!
ルンルンとリールを巻いていたところ、管理人さんがNHKの釧路・十勝地方に流れる番組に送るというビデオ撮影を始
めたのである。
          

まあ、それはいいとして、この魚も大きくはなかったがサクラマスで、まさか複数本釣れるとは予想もしていなかったこと
なので、ビックリしたというのが本音だ。

イノケンさんのサクラマス
このサクラマスはワカサギを丸呑みしており、針は喉の奥にフッキングしていたほどだった。
その数分後にはイノケンさんにもヒットして、管理人さんと私の2台でビデオ撮影する中、3本目のサクラマスが雪上に上がってきたのであった。
しかし、この後はサクラマスの反応がなくなり、ワカサギの釣果も上がるかと思ったが変わりはなく、場所のせいだろうと他の場所を試すも全く釣れそうになかった。
この日の昼食は絶対に鍋ラーメンと思っていたが店には見当たらず、仕方がないので鍋うどんにしてみたが、やはり鍋ラーメンが食べたいと不満が残る・・・。
13時前にはメガ弟さんを見送った、その2分後のことだった・・・・。
イノケンさんのヒット穴に再びアタリがあったのである。
またまたピカピカに光るサクラマスが釣り上がってきて、思わずみんなで小躍りする。
ワカサギも時々ポツポツと釣れるようになり、テントの中で集中していたときにイノケンさんの仕掛けに変化があったの
が13時36分だった。

         

どうやらワカサギではない大きな魚がヒットしたらしく、なかなか姿を見せなかったのでみんなで穴を覗きこんでいたとこ
ろ、氷の下にギラリと光るサクラマスらしき魚の姿が見えた。
私はデジカメの動画撮影をして、Kさんが氷掬いを持ってタモ係を務める。
穴まで誘導するが、魚は穴の下にもぐりこもうとして逆さまになってなかなかタイミングが難しかったが、横になった時に
Kさんが一気に掬い上げて無事ゲット!
このサクラマスは、イノケンさんの好意で頂く
ことになり、家族分のサクラマスが揃ったのである。イノケンさんに感謝!
ここで問題発生!昨年購入したデジカメはバッテリー消費量が格段に少なく、ついついそのままに持ってきていたので、この時点で容量がなくなってしまった
のである・・・。
その1時間後、再びイノケンさんが私の竿にアタリがあると教えてくれたので
駆けつけてみると、確かに竿先が揺れていたのでアワセを入れる。
ズシンと思い手ごたえとともに、ラインの先では必死に抵抗しているのだろうサクラマスの動きがグングン伝わってきた。
オモリが見えたところで一気に引き上げると、陽の光を浴びて美しく光るサクラ
マスが雪の上で躍っていた。
しかもこのサクラマスは、この日一番大きな31cmの丸々と太ったメスだった。
しかし・・・この日の釣りはOMAでOHMだったので、次回は自分が最初にアタリを確認したいものだとふと思う。
OMA=思いっきりむこうアワセの略、OHM=思いっきり人まかせの略である。
このサクラマスを最後の魚として納竿しましょうと決まり、ゆっくりと片付けを始めたのだが、なんと!私の竿にヒットして
いたらしく、穴を見ていたイノケンさんが逃げた瞬間を見ていたのであった。
手ごたえはほとんど感じなかったので大きくはなかったのだろう。
しかし、ミラクルはまだ続く・・・イノケンさんが片付けようとした竿に手ごたえがあり、何と!これまたサクラマスが釣れて
いたのだった。
イノケンさんは6本のサクラマスを手にすることになったのであった。

            

そんなこんなで、結局ソリを引き始めたのが15時半過ぎだったが、みんながニコニコ顔で楽しく帰り道を歩くことになっ
た。


二人とも2本づつしか竿は出しておらず、それでもこんなに釣れるということは、工夫しだいでは二桁も夢ではないだろ
う。
塩焼きと刺身で食してみたが、刺身が最も美味しかった。とろりとしたあの美味しさは想像以上のもので、一度味わえ
ば病み付きになってしまうかもしれない釣りと味である。





 ■ 糠平湖のサクラマス Vol.2

1月24日 一週間が待ちきれず、仕掛けに改良を加えたり道具類を再検討して過ごし、ついに週末がやってきた。
今回はイノケンさんが私達と同行する予定で、現地出発時間を前回よりも30分早めることになったのは、竿数を2本追加しようと考えていたからだった。

今回は充分な睡眠時間をとっての出発となるが、風がやや強かったので未明の除雪作業を済ませてからの出発だった。
現地に着いたのは6時を5分ほど過ぎていて、すでに到着していたイノケンさんとともにやや積雪があった林の中へ、キャップライトを照らして入っていった。
林を抜ける湖面の見える場所まで来ると薄っすらと明るくなり始め、やや急ぎ気味に湖面へ下りる。
昨日は雨だったという糠平湖には積雪が20cmほどだろうか、表面は硬くさほどぬからないので歩きにくくはなかった。
夜釣りをしていた人は先週よりも多く、まだランタンの灯りがあちこちで見えていて、なかには雪の壁を作っただけの寒
そうな野天釣りの人もいる。
         

先週と同じような場所に着いたが、この日は除雪作業から始めねばならなかった。しかも、雪と氷の間には水がしみ  
こんでいるのであまり深く掘ってしまうと雪が重くて大変だった。
除雪が済んで、今回はイノケンさんのコールマンオートにお邪魔するので、初体験のテントに興味津々だった。オートというだけあって一瞬にして開いて完成!
次に穴の位置を決めてからテントを横に移動しておいて、ドリルで穴を開ける・・・しかし、折りたたみ式のドリルが付着していた氷のせいで、完全に開かず手間取ってしまう。
この日は風が強くなる予報だったので、ペグ打ちを完璧にして準備が整った。
Kさんが早くも仕掛けの準備を始めたが、私とイノケンさんはこれから大変な作業が待っている。テントの入口から見える位置でいて釣れそうな場所を自
分なりに選ぶと、一気に穴あけする・・・・・が、途中で腕がだるくなってしまい、予想以上に体力を使ってしまった。
ここから更に4組ものサクラマス仕掛けをセットしなければならず、思ったよりも面倒で大変だった・・・。
テント内ではKさんが「今日は釣れるよ!」と、早くもバケツの中には数十匹のワカサギを釣っていたので、そのワカサギをエサにしてサクラマスの仕掛けを2本だけ投入した。
その後、自分で釣ったワカサギをつけて残りの2本を追加すると、ようやくひと段落。
気付いた時には8時を過ぎていて、ワカサギ釣りをしながら外の竿先を時々眺めるワクワク感に朝食を食べることも
忘れていた。
ワカサギは先週よりもよく釣れるので、サクラマスはいないのかと危惧していた8時43分だった。
私の竿先に明らかなサクラマスのアタリが見えた・・・テントを飛び出し、穴に薄く張った氷を蹴破りアワセを入れてみると、確かな手ごたえが伝わってきた。
今回はウルトラライトロッドなので魚の動きがリアルに伝わり、巻いていても心地好い!
オモリが見えてきて、穴の中に銀色に光る魚が見えたのでここから一気に引き抜くと、眩い輝きのサクラマスが雪上に跳ねていた。
大物狙いで大き目のワカサギをエサにしていたが、さほど大きくはないサクラマスだった。
その2分後には、イノケンさんにもサクラマスがヒット!
この魚はイノケンさんが用意した10リットルのバケツに入れられて、しばらくの間はテント内で泳いでいた。
僅かの間に二人ともに本命が釣れたので、安心してテントのなかに戻った。
この後は何度かイノケンさんにアタリはあるが、しっかりフッキングしておらず逃していたようだった。
やや強めの風が時々吹きつけるなか、天気は概ね晴れていたので気分は好かった。
私達の周りにもテントや野天釣りの人たちが増え始め、賑やかになるはずだったが風がその声を消し去っていた。
前回の渋いアタリに苦労した私達は、浅場で使っていた感度の良い竿を使うためにリールを購入していた。
メガ弟さんが今期購入した同モデルGTとその通常モデルだが、落とし込みがスムーズで巻き上げは早いので使い勝
手が頗る良いリールだった。
  

この日は管理人さんの集金が遅いなあと話していたところ、私達の近くにテレビカメラやマイクなどを持ち込んだ取材陣
に囲まれて、野天でワカサギ釣りをする人の姿が見えた。
その後やってきた管理人さんに聞いたところ、関西のテレビ局が取材に来ているとのことで、冷たい強風のなか何時間も撮影をしていたようだった。
10時半頃から、イノケンさんのサクラマス釣りのワンマンショーが始まった。
次々に穴から顔を出すサクラマスは次第に数を増していき、11時半には5本ものサクラマスがバケツの中に入っていたのである。
そして更に、11時55分にはテント内のイノケンさんのワカサギ竿が根元から曲がっていた・・・。
ワカサギ仕掛けなので慎重にリールを巻いていると、穴の中からブクブクと泡が上がっ
てきたときに魚影が見えた。
魚が穴のすぐ下で横向きにもがいているようだが、Kさんの仕掛けが絡んでいたようだったので、イノケンさんは素手で魚を穴から掬い出した。
テント内は水浸しになっていたので、「サクラマスだー!」と言った瞬間に元気に泳ぎ回りバケツの横で横になった。
Kさんはウグイかと思っていたらしく、横になったサクラマスを見て「おっ!サクラマスじゃん!」と言っていた。
私とイノケンさんは大きな魚が釣れた場合、それはサクラマス以外は考えられなかったので、Kさんの言葉にこの湖にはウグイもいることを思い出した。
その僅か2分後だった。外の竿先を見ていた私は竿先に僅かな揺れが見えたので、久しぶりにダッシュ!
なかなかの手ごたえに期待したとおり、体高のあるサクラマスを手にすることができた。
数分後の正午過ぎには、再びイノケンさんがサクラマスを釣り上げ、これが早くも7本目となる。
その後、イノケンさんの一番釣れていた穴の近くにセットした私の竿にアタリがあったものの、アワセを入れてみたが乗
らず、OMAではないアタリの見極めの難しさを知る。
          
             やっと2本目
13時半前には、同じ穴から大きくはなかったがサクラマスを釣り上げることに成功した。
喜んでいたのも束の間・・・再びやってきたアタリに合わせるも乗らず、イノケンさんとともにアタリの見極めに悩むことに
なる。
イノケンさんは食べていた鍋うどんのスープが残ったので、そのなかに冷えたおにぎりを入れて、煮えたところに新鮮な
ワカサギを入れて更に煮込み、ワカサギ雑炊を作っていた。
見た目には美味しそうだったが、イノケンさんの感想は「ワカサギが硬かった」とのこと。

    

14時半、食後のイノケンさんにサクラマスがヒットして、今回は穴から顔を出すサクラマスの写真も撮ってみる。
その後は動画撮影に切り替えてから、抜き上げるといった余裕の釣りを見せてくれた。
その15分後にも同じ穴にアタリがあり、これも無事ゲットして、イノケンさんは今何本釣っているのか自分でもわからな
い状態だった。
バケツの中には美しい銀色に光るサクラマスがひしめいていて、すで。
に二桁釣りを達成していたようだ
15時過ぎ、ようやく私にもアタリがあった。
イノケンさんの一番釣れている穴の近くに配した竿先がゆっくりと揺れていて、微妙なアタリだが合わせてみることにする。
竿先の氷を取り除いてからチョンとアワセを入れてみたところ、確かな手ごたえがグンと伝わった。
リールはゆっくりと巻いて引き味を楽しみ、オモリが見えたところで穴を覗いてみると頭を振ってサクラマスが顔を出した。ここで一気に引き抜いて雪の上を跳ねるサクラマスを持ち上げて、動画撮影してくれていたイノケンさんに向かって指し出しニンマリ。
長い時間、外であれこれと忙しくしていると寒さを忘れているが、素手が水に濡れると耐えられないほどの冷たさが凍みてくる。
テントに戻りみんなでワカサギ釣りをすると、イノケンさんもKさんも好く釣れると言いながら次々にワカサギが釣れてい
たが、私は何故かアタリさえなかったのである。エサをマメに交換して誘いをかけてもみたが、全く釣れない・・・。
ここで私はワカサギ釣りを諦めて、テント内からサクラマスを狙うことにする。

テント内でヒット
仕掛けをセットしてから、再び外の竿の様子を見に行っていた間に、ワカサギとは思えないような強いアタリや斜めに走ったラインの動きがあったという。
それはきっとサクラマスに違いないと話していた15時36分のこと・・・竿先が強く揺れた後で、竿先が根元まで曲がるような強い力が加わった。更にラインが斜めに引かれたところで合わせると、大きな魚がヒットした。
私が、これはサクラマスだと断言すると「私にやらせて〜」と言うので、Kさんにワカサギ竿を渡して動画撮影をする。
しばらくしてから銀色の魚体が見えて穴の下でクネクネしていると、怖がって引き上げないので私が左手でラインを持って抜き上げる。
水浸しのテント内をバシャバシャ泳ぎ回るので、外に放り出して無事ゲット!
16時05分前、テントに近い場所にあった私の竿のアタリをイノケンさんとともに見ていたが、生命反応とは思えないよう
なアタリに惑わされた。しかし、半信半疑のまま次に引き込まれたときにアワセを入れてみたところ、グッと手ごたえが
伝わってきたのである。
大きくはなかったが、きれいな体高のあるサクラマスだった。
         

雪の中に釣った魚を保存していたが、数時間前の魚はすでに凍っているらしく、冷凍食品のように白くなっていた。
   

テント内
連続ヒットは更に続き、16時10分には外にあった別の竿先に反応があった。
ウルトラライトロッドは抵抗する魚の動きがリアルに伝わるので面白く、ゆっくりとリールを巻き上げこの日の8本目のサクラマスが釣り上がった。

予定時間を大幅に上まわる時間まで目一杯遊んでしまったので、薄暗くなり始めた時間からの撤収作業となり、テント
内が水浸しになっていたせいでテントのスカート部分が凍り付いていて、氷を割りながらの撤収となる。
ソリを引き始めた頃には夕闇が迫りつつあって、時間はすでに17時をまわっていた。
夜釣りをしている人たちが数組みられ、帰り道は上りとなるので20分
近い時間がかかって駐車場に到着する。
片付けをしていたところにこれから釣り場へ向かう人が現れ釣果を聞かれるが、こんな時間から釣りに向かう人がいることに少々驚いた。
途中の層雲峡ではホテル
前の橋が工事中のために停車させられ、ようやく動き出すとこの日から始まった氷爆祭の七色の灯りが右手に見え
て、会場入口付近は観光客でごった返していた。
自宅に着くまで雪は降っていなかったが気温は低く、芯まで冷え切った体を早く温めたかった。


1月の釣りVer.3 へ → 


戻る
戻る